腕時計の金属ベルト、インターネット等で購入して腕にフィットしなくて、時計屋に持って行った事はありますか?駒が板バネで連結されているタイプの長さ調整は比較的簡単にできて、自分で行うことでフィット感を最適化できます。以下に、必要な工具から具体的な手順までを詳しく解説します。
概要
修理の難しさ(初級〜中級〜上級)や平均修理時間、修理ガイドを作成した著者の情報がわかります。

修理の難しさ
平均修理手順
作成者

時計修理技能士2級取得 今年時計修理技能士1級受験予定
必要な物
修理に必要な道具・工具リストです。詳細をクリックすると製品の最新価格やお届け可能日、レビューがわかります。
部品リスト
紹介料は運営費に使われます。
修理手順
ステップ毎に修理手順が写真と文章でわかります。写真をクリックすると写真が入れ替わります。
ステップ1.必要工具とその説明


金属ベルトの長さ調整には以下の工具が必要です。
精密ドライバー(又は千枚通し)・小さな板バネを外す際に使用します。刃先が細く、駒の隙間に差し込めるものが適しています。
ピンセット(ラジオペンチ)・ 細かい部品を扱うため、正確に作業できる先の細いものが便利です。今回はやっとこを使用します。
作業用マット・ 部品を落としても見失わないよう、柔らかい布やマットがあると安心です。
ルーペ(任意)・ 細かい作業が苦手な場合、拡大鏡があると視認性が向上します。
腕時計用ハンマー・板バネをはめ込むときに使います。
これらはホームセンターや時計工具セットで入手可能です。特別な専門工具は不要で、家庭にあるもので代用できる場合もあります。
ステップ2.板バネのベルト分解方法





板バネ式ベルトは、駒同士が小さなバネ状の金属ピンで固定されています。分解手順は以下の通りです。
1. ベルトを平らな場所に置き、調整したい部分(取り外す駒)を決めます。通常、バックル付近の駒が調整対象です。
2. 駒の側面や裏面を見ると、小さな切り込みや穴があります。ここに板バネが収まっています。
3. 通常裏面に切り込みがあり、その切り込みから板バネを千枚通しなどで押し出します。確認は側面から板バネが押し出されるはずです。
4. 出てきた板バネをピンセットやラジオペンチで引き抜きます。固い場合はラジオペンチで引っ張ると取れます。
5. 外した駒と板バネはピンセット(ラジオペンチ)で取り出し、紛失しないようマットの上に置きます。必要に応じて複数の駒を同様に外します。
ステップ3.調整方法



ベルトの長さ調整は、取り外す駒の数を決めることが鍵です。
試着で確認・腕に巻いてみて、きつい場合は1~2駒、緩い場合はさらに外すか、予備駒を追加します。
バランスを考慮・ベルトの見た目が左右対称になるよう、バックルの両側から均等に駒を外すのが理想的です。
微調整・板バネ式の場合、駒単位でしか調整できないため、試着を繰り返して最適な長さを見極めます。
外した駒は保管しておき、将来の再調整に備えましょう。
ステップ4.組み立て方法





調整が終わったら、ベルトを再び組み立てます。
1. 外した駒が不要なら、残った駒同士を連結します。板バネを駒の穴に差し込みます。
2. 板バネを軽く押し込みながら、隣の駒と合わせます。
3.ハンマーのプラスチック部分で叩き押し込みます。
4. すべての駒を連結したら、ベルト全体を軽く引っ張って緩みがないか確認します。
5. バックルを取り付け、腕に装着してフィット感を最終確認します。板バネがしっかり嵌まっていない場合、装着中に外れる可能性があるので注意深くチェックしてください。
注意点
自分で修理をするうえで注意するべき点が分かります。
板バネに裏表あるの?
あります。 突起物がある方が表になります。 裏側に切り込みがあり、その切り込みと突起物が来るようにして押し込みます。これで外れないようになります。
よくある質問
自分で修理する時によくある質問と回答が分かります。クリックすると回答が表示されます。
簡単に出来るか不安です。
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