GショックDW-5600BBの電池交換

修理に必要なもの
実際に修理で使用したり汎用的に使用できる工具・部品です。外部キャンペーンPRを含みます。
(1)ステップ1.裏蓋のネジ×4を外す
(2)ステップ2.金属製の裏蓋を外す


プラスチック製ピンセットを使用し、金属製の裏蓋を外します。ネジ箇所付近(写真の赤丸)がピンセットで摘みやすいです。
⚠️ご注意ください
- 裏蓋は金属製で重みがあるため、作業中に滑り落ちる危険があります。必ずプラスチック製のピンセットやスパッジャーを使用し、慎重に持ち上げて取り外してください。金属製の工具でこじ開けようとすると、裏蓋やケースが「ガリッ」と傷つく可能性が非常に高いので厳禁です。
☝️ポイント
- 裏蓋が固くて指やピンセットで掴めない時は、プラスチック製スパッジャー(ヘラ)を隙間に優しく差し込み、少し浮かせてから持ち上げると安全に外せます。
(3)ステップ3.ゴム製の防水カバー(内蓋)を外す




プラスチック製ピンセットを使用し、ゴム製の防水カバー(内蓋)を外します。
☝️ ポイント:外しづらい時のコツ
- ゴムカバーは滑りやすく、上からつまむだけでは持ち上がりにくいです。外しづらい場合は、カバーの縁をピンセットの先端で優しく「グッと」押してあげると、カバーが少しズレて隙間ができ、簡単に持ち上げやすくなります。
(4)ステップ4.時計機構(モジュール)を取り出す



時計機構(モジュール)をケースから取り出します。
☝️ポイント
モジュールはケースにぴったりはまっているため、無理にこじ開けると破損の原因になります。
- 表面にある絶縁シールの先端を少しだけ剥がし、そこをプラスチック製ピンセットでつまんで、上に優しく持ち上げると取り外しやすいです。
- それでも外れない場合は、時計全体を手のひらの上でぐるっと反対に(裏返しに)すると、「すぽっ」と安全に取り出すことができます。
(5)ステップ5.⚠️ 時計機構(モジュール)の取り扱いに関する重要注意
(6)ステップ6.絶縁シールの先端だけ剥がす


電池を抑えている爪が見えるように、絶縁シールの先端だけ剥がしてください。
⚠️ご注意ください
- 絶縁シールは全て剥がさないでください。絶縁シールがない状態で、金属製の裏蓋を閉めたり、中の金属パーツが触れたりすると、+と-が意図しない場所で触れ合ってしまい、ショートして時計が一瞬で壊れる(または電池が異常発熱する)危険があります。
(7)ステップ7.電池を抑えている爪を外す


一番小さいマイナスドライバー(SL1.0)を使い、電池蓋を固定している「爪(ロック)」を押し出すようにして外します。
⚠️ご注意ください
- SL1.0よりも大きい工具は、爪を押し出すための狭い隙間に入りません。入らないからといって強引に差し込むと、時計の内部を傷つけたり、爪自体がグニャリと変形して二度と外れなくなる可能性が非常に高いです。必ず規格に合った細いドライバーを用意してください。
(8)ステップ8.絶縁シールを剥がす




プラスチック製スパッジャーを「電池」と「絶縁シール」の間にすっと差し込み、優しく接着を剥がします。
💡ポイント
- 絶縁シールは電池の表面にしっかり張り付いています。無理に引っ張るとシールが曲がってしまい、電池交換後に接着しづらくなります。スパッジャーを差し込んで、糊を少しずつ「ペリペリと剥がしていく」イメージで作業すると綺麗にめくれます。
使用工具
(9)ステップ9.電池を取り外す
(11)ステップ11.時計機構(モジュール)に電池を設置する




プラスチック製ピンセットを使用し、時計機構(モジュール)に新しい電池を設置します。
⚠️ご注意ください
- ボタン電池は、型番(CR2016など)の文字が書かれている「+(プラス)面」が上(見える側)になるように設置してください。逆向き(マイナス面を上)に設置してしまうと、時計が起動しないだけでなく、故障の原因になります。
(12)ステップ12.電池蓋の爪をロックする




下記の手順で、電池蓋の爪をロックします。
- ボタン電池を指で軽く押さえた状態(浮き上がらない状態)にします。
- 電池蓋の根元側をきちんとはめ込み、電池を包むようにパタンと被せます。
- 電池蓋の先端にある爪を「カチッ」と音がするまで押し込み、ロックします。
⚠️ご注意ください
- ボタン電池は構造上、上へと浮き上がりやすいです。指で優しく押さえて浮き上がりを防ぎながら作業すると、電池蓋の爪が驚くほどスムーズにロックできるようになります。
使用工具
(13)ステップ13.ACリセットを行う



下記の手順で、時計機構(モジュール)の再起動(ACリセット)を行います。
- 金属製ピンセットを「ACリセット穴」と「-箇所」に差し込み、3秒間キープします。
- 時計機構の表面(時刻が書いてある面)を確認し、時刻が動作していることを確認します。
⚠️ご注意ください
- ACリセットは、2つのポイントを金属で繋いで「通電」させる作業です。ここでは必ず「金属製」のピンセットを使用してください。 これまで使っていたプラスチック製ピンセットでは電気が通らないため、リセットできません。
(14)ステップ14.時計機構(モジュール)をケースに装着する



時計機構(モジュール)の「突起」と、ケース内側にある「凹み(穴)」が完全に噛み合うようにセットします。
⚠️ご注意ください
- モジュールの向きや位置が少しでもズレていると、ケースの奥までピッタリ収まりません。
- その状態のまま進めると、最後のステップで「裏蓋がどうしても閉まらない!」という事態になり、すべてやり直すことになります。 上から軽く押して、ケースの奥までフラットに収まっているかを必ず目視で確認してください。
(15)ステップ15.ゴム製の防水カバー(内蓋)を設置する


ゴム製の防水カバー(内蓋)の2つの穴と、時計機構(モジュール)の2つの突起が合うように(写真の赤丸と青丸同士が重なるように)設置します。
⚠️ご注意ください
- ゴムカバーがズレたり、突起に乗り上げたりした状態のまま裏蓋を閉めると、隙間ができてしまいG-SHOCKの大切な「防水性能」が大幅に低下します。カバーがどこも浮き上がらず、全体が平ら(フラット)に収まっていることを必ず確認してください。
(16)ステップ16.金属蓋を設置する
(17)ステップ17.裏蓋をネジ×4で固定する



裏蓋をネジ×4で固定します。
赤丸ネジ
- 形状:プラス(PH00)
- ネジ(頭)直径:2.8mm
- ネジ(軸)直径:1.3mm
- 全長(ネジの頭の厚み含む):5.8mm
⚠️ご注意ください
- ネジを1箇所ずつ最初から完全に締め切ってしまうと、裏蓋が斜めにズレたり、防水パッキンがヨレたりする原因になります。まずは4本すべてのネジを「かるく仮止め(手前で止める)」してください。 その後、対角線の順番(右上→左下→左上→右下など)で、バランスよく均等に本締めしていきましょう。
安全のためのガイドライン
2件金属箇所を指で直接触らないこと
電池や基板などの金属部分を指で直接触らないでください。 指先の皮脂が付着すると、時間が経ってから通電不良(動かなくなる)の原因になります。 ⚠️もし指で触ってしまったら・・・ 純度99.9%以上のIPA(イソプロピルアルコール)を少し染み込ませた綿棒や布で、皮脂を優しく綺麗に拭き取ってから作業を再開してください。
基本的な作業は全てプラスチック製工具を使用すること
部品の着脱は全てプラスチック製ピンセットやスパッジャーを使用してください。金属製工具を使用すると「ガリっ」と傷つく可能性があります。ただし、以下2つの作業だけは工具を使い分けてください。 ⚠️ 工具を使い分ける例外作業 ・電池蓋(ロック)の取り外し【金属製を推奨】 ロックが固いため、プラスチック製だと工具の先端が欠けたり変形したりします。金属製のピンセットや精密ドライバーを優しく使ってください。 ・ACリセット作業【金属製が必須】 電気を流して基板をショートさせる(通電する)必要があるため、必ず金属製のピンセットや工具を使用してください。
よくある質問
2件電池蓋が外れない時は?
一番細いマイナスドライバー(SL1.0)を使用し、電池蓋を広げるように力を加えると簡単に外れます。 ⚠️ご注意ください 電池蓋の隙間は非常に狭いため、太い工具は入りません。細い先端を差し込んで優しくこじるのがコツです。無理に強い力をかけると内部が損傷してしまうので慎重に行ってください。
電池を交換しても時計が動かない時は?
以下の3つのステップを、上から順番に確認してください。 【1. 電池の向き(裏表)を確認する】 まずは電池の向きが正しいか、マニュアル(修理ステップ)の写真と全く同じ向きになっているかを確認してください。 【2. ACリセットをやり直す】 向きが正しいのに動かない場合、ACリセットが失敗しています。金属製のピンセットを使い、「ACリセット穴」と「−(マイナス)エリア」を同時にタッチしたまま、しっかり3秒間キープしてください。 【3. それでも解決しない場合】 上記を試しても画面が映らない場合、時計内部の基板などが破損している可能性が高いです。フォーラムや修理業者に相談してください。
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