GショックGC2000の電池交換(No.1799)

修理に必要なもの
実際に修理で使用したり汎用的に使用できる工具・部品です。外部キャンペーンPRを含みます。
(1)ステップ1.型番(GC2000)モジュール番号(1799)をチェック
(2)ステップ2.作業しやすいようにコマを1つ外す




裏蓋やベルトを外す作業をしやすくするために、金属ベルトのコマを1つ外します。
✅コマの外し方
- 金属ベルトのコマの1つの隙間にバネ棒外しを差し込む。
- ベルトに印字されている矢印の向きにバネ棒外しを押し込みながら、コマをスライドさせる。
☝️ポイント
- 大前提に外さなくても電池交換は可能です。しかしながらベルトのコマを1つ外さないと、裏蓋の4つのネジを外すときにドライバーとベルトがぶつかりやすく、傷が付いてしまうリスクがあります。安全に作業するためにベルトのコマを1つ外すことをお勧めします。
⚠️ご注意ください
- コマの連結に使用されている棒芯は外れやすいです。紛失に注意しましょう。
(3)ステップ3.金属蓋を固定するネジ×4を外す


金属蓋を固定するネジ×4(写真1枚目の赤丸)を外します。
赤丸ネジ
- 形状:プラスドライバー
⚠️ご注意ください
- ネジの頭が潰れないようにネジを慎重に回して作業してください。ネジの頭が潰れてしまうと電池交換不可になります。回しづらい場合、少しだけ押し込みながらゆっくり回すと、回しやすいです。
(4)ステップ4.上部ベルトを外す




バネ棒外しを使用し、上部ベルトを外します。
☝️ベルトの外し方
- 裏側の時計本体とベルトの間から見えているバネ棒のくぼみ(写真1枚目の赤矢印)に、バネ棒外しを差し込む。
- ベルト中央側(写真2枚目の赤矢印)に、バネ棒外しを押し込みながら、ベルトをスライドさせ、外す。
⚠️ご注意ください
- ベルトを外さないと電池交換を行うために必要な裏蓋を外す作業が行えません。
(5)ステップ5.下部ベルトを外す




バネ棒外しを使用し、下部ベルトを外します。
☝️ベルトの外し方
- 裏側の時計本体とベルトの間から見えているバネ棒のくぼみに、バネ棒外しを差し込む。
- ベルト中央側(写真1枚目の赤矢印)に、バネ棒外しを押し込みながら、ベルトをスライドさせ、外す。
⚠️ご注意ください
- ベルトを外さないと電池交換を行うために必要な裏蓋を外す作業が行えません。
(6)ステップ6.ベゼルを外す
(7)ステップ7.裏蓋を外す
(8)ステップ8.ゴムパッキンを外す
(9)ステップ9.電池を取り外す
(11)ステップ11.時計本体に電池を設置する




プラスチック製ピンセットを使用し、時計機構(モジュール)に新しい電池を押し込んで設置します。
✅確認事項
- 電池装着後、時計の秒針が動作していることを確認してください。
☝️ポイント
- GC2000(1799)はACリセット不要です。電池を装着後、すぐに秒針が動き始めます。
⚠️ご注意ください
- ボタン電池は、型番(CR2016など)の文字が書かれている「+(プラス)面」が上(見える側)になるように設置してください。逆向き(マイナス面を上)に設置してしまうと、時計が起動しないだけでなく、故障の原因になります。
- 電池は時計本体の3つの爪(写真1枚目の赤丸)の内側になるように押し込んで装着してください。1つの爪でも装着できていないと後述する金属蓋が装着できず、防水性能が著しく劣化します。
(12)ステップ12.ゴムパッキンにシリコンを塗布する



ゴムパッキンにシリコンを塗布します。
⚠️ご注意ください
- ゴムパッキンにシリコンを塗布しないと、ゴムの気密性が下がるだけでなく、裏蓋を閉めるときにパッキンがヨレて防水効果が著しく薄れてしまいます。
☝️ポイント
- 塗布機は各メーカーが提供していますが、パッキンにシリコンを直接塗るタイプのものが多いです。明工舎の塗布器はケースに入れて蓋をするだけで、シリコンを均等に塗布できて簡単です。
(13)ステップ13.ゴムパッキンを設置する


ゴムパッキンをGショック本体に設置します。
⚠️ご注意ください
- シリコンが塗布されたパッキンを指で直接触ると手がベタベタするだけでなく、その手でガラス内側や液晶を触ると薄いモヤがかかったように見えるので気をつけてください。
☝️ポイント
- パッキンをケースの溝にセットする際は、ピンセットを使うか、指で触った場合は一度手をきれいに拭いてから次の作業に進みましょう。
(16)ステップ16.上部ベルトを装着し、ネジで固定する



下記手順で上部ベルトと時計本体を固定します。
- 上部ベルトの2つのネジ穴と、時計本体の裏側にある金属蓋の上側2つのネジ穴が合わさるように設置します。
- ネジ×2で固定します。
赤丸ネジ
- 形状:プラスドライバー
⚠️ご注意ください
- 金属蓋がズレやすく装着しづらいです。慎重に作業を行ってください。
(17)ステップ17.下部ベルトを装着し、ネジで固定する
(18)ステップ18.下部ベルトと本体をバネ棒で固定する




下記手順で、下部ベルトと時計本体をバネ棒で固定します。
- 時計本体と下部ベルトの間にある穴に、バネ棒を挿入します。
- バネ棒外しを使用し、バネ棒の先端を中央に押し込みながらスライドさせて装着します。
⚠️ご注意ください
- バネ棒はしっかり装着できていないとベルトを広げた瞬間に「パチっ」と飛んで行きやすいです。
(19)ステップ19.上部ベルトと本体をバネ棒で固定する
(20)ステップ20.コマを棒芯で固定する
安全のためのガイドライン
3件基本的な作業は全てプラスチック製工具を使用すること
部品の着脱は全てプラスチック製ピンセットやスパッジャーを使用してください。金属製工具を使用すると「ガリっ」と傷つく可能性があります。ただし、以下2つの作業だけは工具を使い分けてください。 ⚠️ 工具を使い分ける例外作業 ・電池蓋(ロック)の取り外し【金属製を推奨】 ロックが固いため、プラスチック製だと工具の先端が欠けたり変形したりします。金属製のピンセットや精密ドライバーを優しく使ってください。 ・ACリセット作業【金属製が必須】 電気を流して基板をショートさせる(通電する)必要があるため、必ず金属製のピンセットや工具を使用してください。
金属箇所を指で直接触らないこと
電池や基板などの金属部分を指で直接触らないでください。 指先の皮脂が付着すると、時間が経ってから通電不良(動かなくなる)の原因になります。 ⚠️もし指で触ってしまったら・・・ 純度99.9%以上のIPA(イソプロピルアルコール)を少し染み込ませた綿棒や布で、皮脂を優しく綺麗に拭き取ってから作業を再開してください。
加水分解に注意
GC2000(モジュール番号1799)は1999年11月に販売が開始されました。非常に古いデバイスのためベゼル部分のプラスチックが加水分解によってボロボロに崩れやすいです。加水分解したプラスチックは素手で触ると手がベタベタします。少しでも手が汚れたくない場合はゴム手袋を着用しましょう。
よくある質問
2件電池を交換しても時計が動かない時は?
以下の3つのステップを、上から順番に確認してください。 【1. 電池の向き(裏表)を確認する】 まずは電池の向きが正しいか、マニュアル(修理ステップ)の写真と全く同じ向きになっているかを確認してください。 【2. それでも解決しない場合】 上記を試しても画面が映らない場合、時計内部の基板などが破損している可能性が高いです。フォーラムや修理業者に相談してください。
ACリセットの穴はどこにある?
GC2000(モジュール番号1799)はACリセットがありません。電池を装着すると時計が自動的に稼働し始めます。
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| 商品名 | GショックGC-2000 |
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この修理で使用したもの
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