本がカビ臭い時の対処法

対処法を知る前に、今後にさらに本が日焼けして悪化したり、今まで日焼けしていなかった本が日焼けをするのを防ぐために「なぜ本が日焼けするか」原因を知りましょう。

紫外線による紙とインクの劣化
太陽光（特に直射日光）に長時間さらされると、紙が黄ばみ・茶色く変色し、インクも薄れることがあります。

蛍光灯・LED照明の紫外線も影響
特に表紙だけが色あせるケースが多いのは、棚に置いたまま片面だけが光に当たっていることが多いため。

空気中の酸素・湿気との反応
紫外線＋酸素＋湿気で酸化反応が進み、紙繊維が劣化

次から実際に日焼けした本の対処方法を解説します。

まずは本が日焼けする原因を知ろう

まず最初に紹介する方法は、紙やすりで日焼け部分を削り取る方法です。

下記写真のように紙やすりで日焼けした部分を擦ると、茶色っぽい粉が出てきます。白い粉が出てくるまで徹底的に擦りましょう。

詳細な手順は、下記リンク先で解説しています。

›› 日焼けした本を紙やすりで削る修復方法

粉が出てくるので、作業スペースにマットを敷くと掃除が簡単になります。

例えば、下記のような本のシミ取りで使った作業用マットを敷くと、作業する時に本がずれたりしないので修復作業がしやすくなるので便利です。

日焼けした本は、漂白剤を使って白くする方法も効果的です。

＜漂白剤で日焼け部分を白くする手順＞

1.手袋と窓を開けて換気をよくする

3.日焼け部分に布をポンポン軽く叩くように漂白剤を浸透させる

4.浸透させた日焼け部分を乾燥させる

一般的な漂白剤は、酸性液体と混ぜると有毒なガスが発生します。必ず換気をした環境で作業しましょう。また素手で漂白剤を触ると被れる可能性もあります。手袋をすることもお勧めします。

本の表紙が日焼けしているなら無理に白くする修復をせず、ブックカバーを使うのもお勧めです。

ブックカバーを使えば、日焼け箇所が分からなくなります。

ブックカバーは、メルカリでおしゃれで新品なものが最安300円と激安で購入できます。300円で本の日焼け箇所が隠れるのであれば非常に安いかと思います。

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ポイントを使って購入できるので0円でブックカバーが入手できるメリットがあります。

本の日焼けを自分で修理すると、本の状態が悪化してしまうこともあります。

安心・安全・確実に本の日焼けを直したい場合は、修理業者に依頼しましょう。

フィクタロウでは簡単に修理業者が見つかります。

日焼けした対処法を知る以外にも、本の日焼けを悪化させないための予防方法を知る方法も大事です。

＜本の日焼けを防止する方法＞

直射日光に当たらない場所で本を管理する

窓から離れた場所で管理したり、日光を通さない遮光カーテンを使うのがお勧めです。

ブックカバーは、本の日焼けを隠すだけでなく、日焼けから本を守ってくれます。

本棚管理の場合は定期的に場所の入れ替えをする

同じ場所で管理すると一部の場所だけが日焼けする可能性があるため定期的に本の場所を入れ替えましょう。

本が日焼けして茶色くなってしまった原因と対処法を解説します。