iPhone4のWi-Fiアンテナ交換方法

所要時間: 30
難易度: 普通
承認待ち
フィクタロウ運営
フィクタロウ運営
更新: 2026/04/15
0コメント
21閲覧

この修理について

修理に困った時は、いつでも「修理コミュニティ」に相談できます。

修理に必要なもの

以下のPRリンクから購入いただくと、売上の一部が本サイトのさらなる修理ノウハウ拡充や修理文化発展のために大切に活用されます。

(1)作業前にバックアップ・充電残量を5%以下にする

Step 1 main
Thumbnail 1

安心安全にWi-Fiアンテナ交換作業をするために、下記2点を行いましょう。


<作業内容>

①バックアップすること

 →iCloud自動バックアップが簡単です。

②充電残量を5%以下にすること

 →電源ボタンを長押ししても起動せず、

  充電を促すマークが表示されればOKです。

(2)SIMカードを取り出す

Step 2 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3
Thumbnail 4

フロント画面を正面にして、本体右側面の穴に「SIM取り出しピン」を差し込みます。


ピンを差し込んだら、垂直に少し強めの力で押し込んでください。「カチッ」という感触とともに、SIMトレイが少し浮き上がります。


SIMカードトレイが浮いたら、指でそのまま引き抜いてください。

(3)本体底面のネジ×2を外す

Step 3 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3
Thumbnail 4

本体底面のネジ×2を外します。


ネジが回り始めるまでは少し力が必要ですが、ドライバーをネジに対して垂直に、強く押し当てながらゆっくり回し始めてください。一度回転し始めれば、あとは軽い力でスムーズに回せます。


⚪︎ネジのサイズ

規格:星形ドライバー(P2)

直径:1.8mm

縦幅:3.6mm

(4)本体裏の背面パネル(リアパネル)を取り外す

Step 4 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3
Thumbnail 4

本体を両手で持ち、背面パネルの半分よりも下に両親指で上方向(カメラがある方向)へゆっくりとスライドさせます。


パネルが約2mm〜5mmほど上にズレると、内部のツメが外れます。そのままパネルを持ち上げれば、本体から背面パネルを取り外すことができます。


指が滑ってしまうと背面パネルが外しづらくなります。手を洗ったり保湿クリームを使用したりゴム手袋を着用するなど摩擦力をアップさせるとスライドさせやすいです。

(5)バッテリーコネクタのネジ×1を外す

Step 5 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3
Thumbnail 4

バッテリーのコネクタを固定している1本のネジを外します。


⚪︎ネジのサイズ

規格:プラスドライバー(PH0000)

直径:2.1mm

縦幅:2.5mm


このネジは他のネジに比べて少し長さがあるため、回している途中でドライバーが滑りやすくなっています。先端を垂直にしっかり押し当ててゆっくり回してください。 万が一ドライバーが滑ってバッテリーを突き刺すと、発火の危険があるため非常に慎重な作業しましょう。

(6)バッテリーコネクタを外す

Step 6 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3

本体底を上部に持ち、バッテリーコネクタの右横にプラスチック製スパッジャーを2mm程度差し込み、テコの原理を利用して、バッテリーコネクタを上に優しく持ち上げます。正常に外れると「カチッ」と小さな音と感触が2回します。


コネクタの左側や上側には、基板(ロジックボード)にハンダ付けされた非常に小さな電子部品が密集しています。ここにヘラを差し込むと部品を破損させ、充電不良や電源が入らなくなる恐れがあります。必ずスペースの広い右側からアプローチしましょう。

(7)バッテリーを外す

Step 7 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3

バッテリー左側から出ている透明なフィルム(引き出し用タブ)を指で持ち、上に持ち上げるようにしましょう。


iPhone 4のバッテリーは背面のケースフレームに強力な両面テープで固定されているため、フィルムを引くだけでは剥がれないことが多いです。


【バッテリーが外しづらい場合の対処法】

  1. バッテリーの左側(フレームとの隙間)に、超薄型スチールヘラやプラスチック製スパッジャーをわずかに差し込みます。
  2. 工具の先端を伝わせるようにして、純度99.9%以上のIPA(イソプロピルアルコール)を数滴流し込みます。
  3. 液体が接着面に浸透するまで1分程度待ちます。
  4. 接着が弱まったら、フィルムを引く力とテコの原理を使用してヘラで浮かせる力を合わせ、少しずつ慎重に剥がしていきます。


【注意】

ケースからバッテリーを外すと、先ほどネジを外したコネクタ部分の近くに「小さな黒い接触パーツ(プレッシャーコンタクト)」が固定されていない状態で残っています。バッテリーを動かした拍子に飛ばしたり、不注意で落としてしまったりして失くしたりしやすいため、今のうちにピンセットで回収して保管するか、位置がズレていないか再度確認しましょう。サイズが小さく、凹凸が小さいため指でつまむのは難しいためピンセットがおすすめです。

(8)小さな黒い接触パーツ(コンタクトクリップ)を外す

Step 8 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2

前ステップでも解説しておりますが、バッテリーを外すとバッテリーコネクタを固定していたネジ近くに、小さな黒い接触パーツ(コンタクトクリップ)が全く固定されていない状態になっています。


本体を動かした拍子に紛失するリスクが非常に高いため、小さな黒い接触パーツ(コンタクトクリップ)をピンセットで外します。

(9)Wi-Fiアンテナのネジ×5を外す

Step 9 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3

背面カメラを保護しているWi-Fiアンテナの5本のネジを外します。4種類のネジが混在しているため、絶対に混同しないよう注意してください。


  • 赤丸ネジのサイズ

     規格:プラス(PH0000)

     直径:1.8mm / 縦幅:1.6mm

  • 青丸ネジのサイズ

     規格:プラス(PH0000)

     直径:1.7mm / 縦幅:4.9mm

  • 緑丸ネジのサイズ

     規格:プラス(PH0000)

     直径:1.5mm / 縦幅:1.3mm

  • 橙丸ネジのサイズ

     規格:プラス(PH0000)

     直径:2.1mm / 縦幅:2.4mm


緑丸ネジはWi-Fiアンテナを挟んでワッシャーに固定されています。ドライバーでネジを回すと、ワッシャーが一緒に回ってしまい、外れないことがあります。プラスチック製スパッジャーでワッシャーを抑えると外しやすくなります。

(10)Wi-Fiアンテナを外す

Step 10 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3
Thumbnail 4

カメラを保護しているWi-Fiアンテナを取り外します。

  1. Wi-Fiアンテナ右上のネジ穴付近(上側)から、プラスチック製スパッジャーを約2mm程度差し込みます。
  2. テコの原理を利用して、Wi-Fiアンテナを優しく上方向へ持ち上げます。
  3. Wi-Fiアンテナの下側(写真の赤丸箇所)には固定用の爪があります。強引に引き抜かず、Wi-Fiアンテナ全体を下方向へ軽くスライドさせるようにして、爪を外して取り出します。


Wi-Fiアンテナは薄い金属板なので、無理な力をかけると簡単に曲がってしまいます。爪の引っかかりを感じたら、無理をせず「下へズラす」動作を意識しましょう。

(11)交換用のWi-Fiアンテナを用意する

Step 11 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3
Thumbnail 4

交換用のWi-Fiアンテナを用意します。

(12)Wi-Fiアンテナを設置する

Step 12 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3

Wi-Fiアンテナを設置します。


  1. Wi-Fiアンテナの下側にある爪を、本体側の爪穴(写真の赤丸箇所)に差し込みます。
  2. 爪がしっかり入ったことを確認したら、Wi-Fiアンテナ全体を上から優しく押し込み、基板に装着させます。


Wi-Fiアンテナの裏側には複数の爪がついています。位置が不適切な状態で装着しようと無理やり押し付けたりすると爪が曲がってしまい可能性があります。爪が曲がってしますと基盤に爪が接触できず、Wi-Fiが繋がらなくなります。慎重に作業しましょう。

(13)Wi-Fiアンテナのネジ穴を調節する

Step 13 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2

ネジを締める前に、Wi-Fiアンテナと基板側のネジ穴が完全に一致するように位置を整えます。


  1. 写真赤丸のネジ穴にはワッシャーが組み込まれています。このワッシャーは外れないものの完全には固定されておらず、少し動く構造になっています。
  2. 次工程でネジをスムーズに装着できるよう、プラスチック製スパッジャーの先を使い、Wi-Fiアンテナの穴とワッシャーの穴が一直線に重なるよう微調整しましょう。

(14)Wi-Fiアンテナをネジ×5で固定する

Step 14 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3

5本のネジを装着し、Wi-Fiアンテナを固定します。4種類のネジが混在しているため、絶対に混同しないよう注意してください。


  • 赤丸ネジのサイズ

     規格:プラス(PH0000)

     直径:1.8mm / 縦幅:1.6mm

  • 青丸ネジのサイズ

     規格:プラス(PH0000)

     直径:1.7mm / 縦幅:4.9mm

  • 緑丸ネジのサイズ

     規格:プラス(PH0000)

     直径:1.5mm / 縦幅:1.3mm

  • 橙丸ネジのサイズ

     規格:プラス(PH0000)

     直径:2.1mm / 縦幅:2.4mm


緑丸のネジは、下のワッシャーが一緒に回ってしまい、うまく締まらないことがあります。その場合は、写真のように横からプラスチック製スパッジャーでワッシャーの側面を軽く押さえながらドライバーを回すと、しっかりと固定できます。


各ネジはサイズが数ミリ単位で異なります。装着場所を間違えると、ネジが基板(ロジックボード)を突き破り、修復不能な故障を招きます。必ず、指定された場所とネジの種類が一致しているか、最終確認を行ってください。

(15)小さな黒い接触パーツ(コンタクトクリップ)を設置する

Step 15 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2

小さな黒い接触パーツ(コンタクトクリップ)をピンセットで、バッテリーコネクタのネジ穴の上に設置します。固定は次以降のステップで行います。


この段階ではまだネジで固定しないため、パーツはただ乗っているだけの状態です。少しの振動で動いたりズレてしまうため、次以降でバッテリーコネクタを固定するまで、本体を傾けたり衝撃を与えたりしないよう慎重に作業してください。


パーツを設置する向きは、写真の赤丸を参考に、基板側の突起やネジ穴にピタッと重なる向きで置いてください。向きがズレていると、後でネジが締まらなかったり、通信不良や故障の原因になったりします。

(16)バッテリーをケースに装着する

Step 16 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3
Thumbnail 4

前ステップで設置した小さな黒い接触パーツ(コンタクトクリップ)がズレないよう注意しながら、バッテリーをケース内に優しく収めます。


  1. まずはフレームの脇(外側)にバッテリーの端を斜めに差し込むように合わせます。そこから少しずつ丁寧に倒していき、最後にコネクタ部分をそっと離すと、位置がズレずに綺麗に装着できます。
  2. バッテリーを装着したら、上から指の腹で優しく押し当てます。こうすることで、残っている接着剤によってバッテリーがケースからズレにくくなります。
  3. 最後に、バッテリーコネクタのネジ穴(写真の赤丸)がズレていないことを確認しましょう。

(17)バッテリーコネクタのネジ×1を装着する

Step 17 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3

下記手順で、バッテリーコネクタのネジ×1を装着します。


⚪︎ネジのサイズ

規格:プラスドライバー(PH0000)

直径:2.1mm

縦幅:2.5mm


  1. バッテリーコネクタの上にネジを乗せ、プラスドライバーを使用して装着します。
  2. このネジは他のネジに比べて少し長さがあるため、回している途中でドライバーが滑りやすくなっています。先端を垂直にしっかり押し当てて、ゆっくり回してください。 万が一ドライバーが滑ってバッテリーを突き刺すと、発火の危険があるため、細心の注意を払って作業しましょう。
  3. ネジ装着後は、ネジ頭とコネクタの間に隙間がないか(しっかり奥までネジが締まっているか) 小さな黒い接触パーツ(コンタクトクリップ)がガタついていないか(正しく挟み込まれているか)

(18)本体裏の背面パネル(リアパネル)を装着する

Step 18 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3
Thumbnail 4

下記手順で、本体裏の背面パネル(リアパネル)を装着します。

  1. 背面パネルを本体の上に置きます。この際、最初からピッタリの位置に置くのではなく、上方向に約2mm〜5mmほどズラした状態で、内部のツメが本体の溝に重なるように置きましょう。
  2. 本体を両手で持ち、画面上部の中央を指で下方向(ドックコネクタがある方向)へゆっくり押しましょう。
  3. パネルが「カチッ」と収まり、本体下部のネジ穴とパネルのネジ穴が綺麗に重なれば装着完了です。


【手が滑ってしまう場合の対処法】

乾燥などで指が滑る場合は、手を洗う、保湿クリームを塗る、またはゴム手袋を着用して摩擦力を高めると、力を入れずにスムーズにスライド固定ができます。

(19)本体底面のネジ×2を装着する

Step 19 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3
Thumbnail 4

本体底面のネジ×2を装着します。


ネジ穴にネジを挿入し、ドライバーをネジに対して垂直に押し当てながらゆっくり回し始めてください。一度回転し始めれば、あとは軽い力でスムーズに回せます。最後に若干力を入れるとしっかり固定できます。


⚪︎ネジのサイズ

規格:星形ドライバー(P2)

直径:1.8mm

縦幅:3.6mm


【注意】

もしネジが斜めに入ったり、手応えが異様に重い場合は、無理に回さないでください。背面パネルのズレが原因の可能性があるため、一度パネルの装着ステップに戻って、ネジ穴が完全に重なっているか確認しましょう。強引に回すと、ネジ頭が潰れたり本体を傷つけたりして、二度と開けられなくなる恐れがあります。

(20)SIMカードを装着する

Step 20 main
Thumbnail 1
Thumbnail 2
Thumbnail 3
Thumbnail 4

SIMカードを本体に装着します。


  1. SIMトレイにSIMカードをセットします。トレイとカードの「切り欠き(斜めのカット)」を合わせ、カードがトレイに水平に収まっているか確認してください。
  2. 本体右側面の穴にSIMトレイを差し込みます。指の腹でゆっくりと押し込み、本体フレームとトレイが平ら(フラット)になれば装着完了です。


【注意】

もし途中で引っかかるような手応えがある場合は、無理に押し込まないでください。内部でSIMカードが浮いていたり、裏表が逆になっていたりする恐れがあります。一度引き抜き、カードがトレイにピッタリとはまっているか再度確認しましょう。強引に入れると、内部の通信端子を破損させる原因になります。

(21)Wi-Fiアンテナの交換完了

Step 21 main
Thumbnail 1

以上で、iPhone4のWi-Fiアンテナ交換完了です。

安全のためのガイドライン

1

Wi-Fiアンテナの裏側の爪を曲げたりしないこと

iPhone 4のWi-Fiアンテナ裏側には、基板と通信するための小さな「金の爪(バネ接点)」が複数ついています。 この爪が基板(ロジックボード)の接点にしっかり触れていないと、修理後にWi-Fiを全く拾わなくなってしまいます。装着時に斜めに押し込んだり、無理な力を加えたりすると、爪が折れたり潰れたりする原因になります。 「力任せに押す」のではなく、修理ステップの写真を確認しながら装着位置を正確に合わせ、カチッと手応えがあるまで垂直に優しく押し込みましょう。

よくある質問

1
Q

ただのパネルに見えるけどWi-Fiアンテナなのですか?

A

このパーツは正式には「Wi-Fiアンテナ EMI(電磁妨害)シールド」と呼びます。基盤(ロジックボード)を保護する蓋としての役割だけでなく、パーツ自体がWi-Fiの電波をキャッチするためのアンテナとして設計されています。これがないとiPhone4はWi-Fiを拾うことができません。Wi-Fiを使用するために必須な部品です。

コメント0

まだコメントはありません。最初の感想を書き込んでみましょう!
0 / 300

関連するトラブル解決

0

閲覧統計レポート

今日21
今週21
今月21
今年21
累計合計21